子供のときに,フナやクチボソといった小さな川魚を釣ったことがあるが,海釣りをしたことは一度もなく,いつかやりたいと思っていた.AKTの自宅は海から1km程しか離れていないので周辺に釣り場が沢山ある.ぐずぐずしているうちに,AKTに越して1年半が経ってしまったが,今日遂に海釣りデビューしてきた.
ネットで調べてみると,最も易しいのは堤防でアジなどを「サビキ釣り」することらしい.サビキ釣りとは,仕掛けに付けたカゴにエサ(小エビなど)を入れて魚を誘き寄せ,エサに似た飾りつきのハリに魚が食いつくのを待つ方法だそう.
サビキ釣りを動画で予習:その1.
サビキ釣りを動画で予習:その2.長い動画なのでサビキ釣りのところだけ観た.かなり丁寧な解説.
朝10:30,近所のホーマック(本荘でホームセンターといえばホーマックかコメリ)で最低限の釣具を買い揃え,本荘マリーナの堤防へ.釣り人がパラパラ居た.
リールと竿のセット:1,522円.竿の長さは240cmでリールには糸(太さが3号で長さが120mのもの)が予め巻かれている.
こちらもリールと竿のセット:2,550円.こちらはサビキ釣り用と謳われているもの.竿の長さは450cmで,やはり糸は予め巻かれている.450cmという長さは,高めの堤防で使う分には良さそうだが,今日の釣りには長すぎた.
これが仕掛けの主要部分で,1本の幹糸に6個のハリス(ハリが直接付いている糸)が付いている.5個入りのセットで511円.左がハリに付いた疑似餌がピンクのもの(ピンクスキン)で,右が白のもの.白のものはハゲ皮と呼ばれるウマズラハギの皮が付いている.上の方に書かれている5,1,2という数字はそれぞれ,ハリのサイズ,ハリスの太さ,幹糸の太さを表している.ハリのサイズや種類は釣る魚の大きさによって変わってくる.
これがエサを入れるカゴ.2個入りで204円.これは関西式と言われ,底に錘(オモリ)が付いており,仕掛けの一番先端に付けるタイプ.これならば仕掛けに別途オモリをつける必要がない.関東式というのもあって,それは仕掛けの上のほう(竿の方)に付ける.その場合は先端に錘を別途付ける必要がある.
これがコマセ(撒き餌)のオキアミ(小エビ):375円.もっと容量のある冷凍ブロック(通称,レンガ・ブロック)も売られているが,解凍に時間がかかると聞いていたので,取り敢えず今日は生タイプを購入.
堤防などで海水を汲むのに絶対に持っていた方が便利という情報を得ていたので買った水汲みバケツ:718円.大は小を兼ねるということで24cmの大き目のものを買ったが,水を汲むと重すぎて持ち上げるのが大変だった.
柄杓(ひしゃく):204円.魚が十分に集まっている場合は,仕掛けからカゴを外して,これでコマセを撒けば釣れるそうなので用意したが,今日は出番がなかった.
ハリ外しが付属したハサミ306円.
フローベスト:3,579円.これが一番高かったが,命には代えられない.
いよいよ釣り開始.最初の1,2投は小さいフグ(写真:上の2匹)が釣れたり,カゴに入っていたりしただけだったが,3投目あたりから早々と小さめのアジのような魚が釣れた.
2時間の釣果(ちょうか).小さなフグが矢継ぎ早に釣れて,それをハリから外して逃がすのに追われていたので,休む暇は無かった.もう少しハリを大きくすれば余計なものが釣れなくて済むのか?勉強は続く.魚について無知なので自信は無いが,小さいのがアジで,大きいのが黒鯛か?情報求む.
クックパッドで小アジのレシピを検索したら,南蛮漬けが一位で,唐揚げが二位だったので,楽で美味しそうな唐揚げにした.ゼイゴと呼ばれる尾びれ付近の固い鱗とエラ・内臓を取って,塩・酢・生姜で味付けして,小麦粉を付けて5分ほど揚げる.黒鯛(?,右下)以外は骨ごと食べられた.