2017年1月24日火曜日

コーラ・加湿器・ええハム

引っ張るとリボンになるコーラのラベル。

加湿器の「掃除せよランプ」を無視していたらだんだん効かなくなってきた。

重い腰をあげてお手入れ。

フィルターの掃除にはこいつを使う。

フィルターをお湯に浸してクエン酸をぶっ込むと黄ばみが浮かび上がってくる。2回やった。

所有するPC達のウィルス・ソフトのライセンスが一斉に切れ始めた。更新しないで、ESETの5台までインストールできて3年使えるやつを買った。前も使っていたけど、軽くてイイ。

親戚(ギロッポンのお金持ち)に出産祝いをあげたら、ええハムとソーセージを頂いた。YMNワインと一緒に晩酌する日々。

2017年1月22日日曜日

『細野真宏の世界一わかりやすい株の本』(2005)

前回の記事でこの本の内容のことを書きたかったけど、つい話がそれてしまった。取り敢えず株の本を最低10冊は読もうと思っていて、これがちゃんと読んだ本の2冊目。細野真宏は池上彰に匹敵する、「噛み砕き」の天才だと思う。この本も解りやすい。

言いたいことは次のような事だと思う。個人投資家は、情報収集の早さという観点で機関投資家には絶対に適わない。だから、短期投資ではなく、地に足の付いた思考力・判断力を身につけ、消費者としての視点を活用して中・長期投資を行えば、プロにカモにされずに利益を得られる。

この本の最後のコラムに載っていたけど、彼の株を始めた切っ掛けが面白い。あるとき病気にかかり、数ヶ月仕事ができなかった。そこで、パソコンを覚えた。すると、懸賞に応募することになり、懸賞の景品には映画の試写会が多かった。すると、事前にヒット映画を知ることができるので、映画会社に株式投資するようになったそうな。そして、4ヶ月で2,000万を稼いだそう。高校3年生のときに、偏差値を30から80に挙げて東大に入った彼ならありそうな話だ。

以下、内容のメモ、備忘録。

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はじめに

  • 日本では、資金の流れが「間接金融」(個人と企業の間を銀行が介入する投資)に非常に偏っており、「直接金融」(個人が企業に直接融資すること)にいかない。そのため、リスクが銀行に偏りすぎている。
  • 日本国の借金(国債)の多さからして、国には頼れないから、自分自身を守るため、日本経済を活性化させるためにも、直接金融に資金を回すべき。
第1回:上昇相場に騙されない「株式チャート」の読み方

  • 買いたい株が現れたら、取り敢えず5~10年のチャートを見て、高い山の上の方にいるのか、低い山にいるのか見て、高い山なら避ける習慣を身につける。
    (この点は、1冊目に読んだ二階堂重人の本にも書いてあった。高い階段から落ちると大けがするけど、階段の下の方から落ちても擦り傷で済む。)
  • IR情報(IR=Investor Relations 投資家に対する広報<=>PR=Public Relations 一般の人に対する広報)をこまめにチェックする。
  • 株価が大幅に下落した場合にも、利回り=(配当)/(株価)*100 (%)などを計算すれば、どこまで下落するかなども予想できる。論理的に行動することが重要である。
第2回:プロにカモにされないための「情報」との接し方

  • 情報はまず機関投資家によって掴まれ、彼らは株を大量に安く買い集める。株価の上昇に気付き、もしくは、公にされた情報によって個人投資家が株を買い始め、株価が上昇する。十分に株価が上がったところで、機関投資家は売りに出て利益を得る。そうして、個人投資家はプロのカモにされる。
  • プロにカモにされないためには、情報を得たときに、その情報が本当に新しく、まだ株価が上昇していない場合に限り買うようにする。
第3回:個人投資家の“強み”を最大限に生かす「銘柄選別法」

  • 情報の早さでは機関投資家には適わないので、個人投資家は“生活者としての目線”をフル活用して「ヒットする可能性の高い商品」を見つけ投資する。
  • よいCMはヒットに繫がり易いし、企業は自信のある商品にはお金をかけて広告を出すため、テレビCMはヒット商品の情報源。
  • ヒットしそうな映画、家族や身の回りの人がハマっている商品を見つけたら、関連株を買っておくのも一法。
第4回:“西武鉄道の上場廃止”に学ぶ「情報判断力」の磨き方

  • 2004年西武鉄道は10位までの大株主の持ち株比率が80%を超えていた(1年以上続くと東京証券取引所では上場廃止となる)にも関わらず、有価証券報告書に過少に記載したなどして、上場廃止の危機に陥った(監理ポストに置かれた)。
  • 株価が暴落したが、暫くして、上場廃止にあはならないのではないか、という情報が流れ、株価が上昇に転じた。(その後、本当に上場廃止になった。)
  • このようなとき、個人投資家は、会社に直接電話で取材するなどして、世間の情報に踊らされずに正確に判断する材料を集める必要がある。
  • 日テレも類似した事案で上場廃止の危機に陥り、株価は暴落したが、冷静に考えれば上場廃止にはならないのは明らかで、その時の安値で買った投資家は利益を得た。
  • このように、何かの理由で株価が下落したときは、チャンスなので少し先の将来を見て素早く行動できるようにしておく。
  • 遠回りなようでも、経済の勉強をしないと情報判断力を身につけられない。
第5回:個人投資家に最も適している「中・長期投資」の考え方

  • 長い目で見れば株価は企業の実力と一致するので、情報の早さに依存しない中・長期投資ならば、プロと対等に戦える。
  • ヒット商品を出している企業や、定番のヒット商品を持っている企業は大ヒット商品を出す基盤を持っている企業であり、中・長期投資に向いている。
  • 視聴率のよいドラマを放映しているテレビ局は、高い広告収入を得られ、ヒット映画を作るポテンシャルもあるので、投資に値するが、流行物なので中期投資(4~5年)に向いていると考えるのが無難。
  • 映画会社の株も、興行成績、お抱えの監督、二次市場(DVDの売り上げやテレビ放映権料)、提携している海外映画会社、などを判断材料に中期投資の対象にできる。
  • 製品化に目処が立っていないデバイスの開発などが発表されても、市場を握る機関投資家・ヘッジファンドは参入しないので、すぐには上がらないが、将来的には(例えば20年先には)上がる可能性が高いので長期投資の判断材料にはなる。
第6回:株を売買する際の「原則」と「心構え」について

  • 個人投資家は基本的に(短期間の投機ではなく)中・長期的な投資をするつもりで買う。
  • 予想を超えて大幅に上がった時などは、欲を出さず利益を確定させておく。
  • 利益確定した株がその後値上がりしても、縁がなかったと他の銘柄に切り替える。
  • 利益確定した株がその後値下がりしたら、割安と思える水準(例えば、配当利回りが1%以上)まで下がったら、買い戻してもよい。
  • 中・長期投資で買ったなら、事故や想定外の事態により株価が下がっても一喜一憂しないで、数ヶ月株価を見ないぐらいの余裕が必要。そのためにも、余裕資金で行うべき。
用語説明と補足

  • 年初来高値:その年の最高値。
  • 配当利回りが小さいときは、株価が高くなっていると考える。
  • インサイダー取引:会社の関係者・会社を辞めて1年以内の人や、それらの人から得た内部情報を基に株を売買すること。
  • 値幅制限:1日の株価の上下制限で、前日の終値から上下に100円や200円などと決められている。値幅制限いっぱいまで上がった(下がった)場合をストップ高(安)という。
  • 午前中の株式市場9:00~11:00を前場(ぜんば)、午後12:30~15:00を後場(ごば)という。
  • 東証(東京証券取引所)では上場廃止の可能性が出てくると、監理ポストという特殊な場所に置かれ、上場廃止が決まると、整理ポストという場所に置かれ、一定期間だけ最後の取引が許されることになる。
  • 投資信託:プロが個人投資家などから資金を集め、様々な金融商品に分散して投資・運用すること。
  • ヘッジファンド:公募によって資金を集める投資信託とは異なり、富裕層や機関投資家から私的に集めた資金により、デリバティブ(金融派生商品)や空売りなど様々な手法を用いて利益を追求すること。

苦手分野

「大人になったら、得意分野を伸ばすことに注力し、弱点を克服することにエネルギーを注ぐべきではない。」といった言葉をよく聞く(確か、ドラッカーも言っていた)。確かに一理ある。人生は有限である。何かを極めるには、弱点などに目もくれず、一極集中の人生を生きた方が良いのかも知れないし、その方が絵になる。

しかし、凡庸な自分は何か弱点を克服するのがハッキリ言って好きである。学問でもそれ以外でも。

  • 今まで全く興味が湧かなかった事柄に、人が変わったように興味が湧くというあの感覚。
  • よく聞くけど意味を知らなかった数々の単語を使ってストーリーを語れるあの感覚。

などは、なかなか得難いものだと思っている。

自分は2浪してやっと大学に入ったので、周囲の人々の(学問的な意味での)優秀さには半端ではないコンプレックスを持っていた(今でもその名残はある)が、それ以外にも5つのコンプレックスを持っていた。
  1. 読書習慣がない。
  2. パソコンが使えない。
  3. 運転免許を持ってない。
  4. 英語が話せない。
  5. 音符が読めない。
どれ一つとっても、それ自体は大した技能ではないが、本人にしてみれば結構真剣な悩みであった。しかも、可能なら本分の物理や数学を四六時中勉強していたい自分にとっては、これらのコンプレックスを克服することは結構な手間と感じた。結局、5以外は克服して、今となってはそれなりに身についているわけであるが、マイナスからスタートして、中の上、もしくは、上の下あたりにポジションを取れるのはなかなか快感ではある。

学問で言えば、確率や統計がそうであった。小学校時代から算数が苦手であった小生は、数学が苦手なまま大学受験期を迎え、九九の復習から始め、徐々に数学を克服した(それは今も続いている)のであるが、結局大学入学まで確率・統計は克服できなかった。大学に入っても、確率・統計は殆ど勉強しなかったので、現在の職場に移ってから必要に迫られて一から勉強した。長い研究生活で、数式をいじり倒してきたので、流石に教科書レベルのことはスラスラ理解できたが、学生時代に全く理解できなかった苦手な分野を(さぞかし昔から知っていたような顔をして)教えるという他ではなかなか味わえない体験をしている。

と言うわけで、基本的には不得意な分野を克服するのが好きなのであるが、興味のない分野を引っぱり出してきて、片っ端から勉強するほど暇ではないし、物好きでもない。例えば、(恥ずかしながら)自分は、政治・経済・歴史のことを全く知らないし、興味もない。でも、そういう分野に関しては放っておいて、興味が湧くイベントが起こらなければ、縁がなかったと思って一生不得意なままでよいと思っている。他にも、そう思っている分野は沢山ある。

どうして、こんな話をしているかと言えば、(自分でも信じられないが、)人生で初めて「金融」や「経済」というものに興味を持ち始めたかも知れないという感覚が芽生えつつあるからである。今の自分を語る上で、幼少の頃からお金に興味がなかったという点はプラスに働いていたと思ってはいる(そうでなければこんな職業には就いていない)が、このままではイカンという気が最近してきた。自分でも信じがたいが、一丁ここいらで克服しようかという気が起きてきたのである。

切っ掛けは、古本屋で100円で買った株の本である。株式投資って面白そうだけど怖いから、もし始めるなら最低でも10冊くらい本を読んでからにしようと思ったのである。今のところ、2、3冊読んだだけだけど、人間の営みの圧倒的多数の中心にはお金があり、経済こそが世界を動かしているという(普通の人にとっては当たり前の事なのかも知れない)ことに今更ながら気づき、目から鱗が落ちた感覚に包まれている今日この頃である。

金融・経済の話なんかブログで語らずに、一人で隠れてやれば良いのに記事にした理由は、今日の午前中に読んだ細野真宏の株の本があまりにも秀逸で、その感動を残したかったからである。高校3年の時に出会った彼の数学の本が救世主になってくれた体験とデジャブった。彼は、「面白いほどよくわかる」とか「世界一わかりやすい」とか、自著に大げさなタイトルを付けるが、高度な内容を扱いつつも「これを読んで解らない人は何を読んでも解らないだろう」という気にさせるものばかりである。最近、数学のテキストを執筆しようか悩んでいるのであるが、書くならこういうのを書きたいという意欲と、自分には、ここまで解りやすさと深さを兼ね備えたものが書けるはずがないという失望を行き来している。

2017年1月17日火曜日

絆創膏・オセロ・バリスタ・マリオ・【横手出張】・スマホ・ビール・大寒波・樹氷

帰省の帰り、長時間乾燥した車内で運転していたら、指が切れた。家にアンパンマンの絆創膏しかなかった。

我が家の新しい遊び「オセロで幾何学模様」①





















正月のビンゴ大会@本栖でゲットしたバリスタ。とても美味しくない。

マリオ@マックの景品


2泊3日で横手出張。横手の家と木。

横手の墓。

横手のお店①

横手のお店②

ホテルの部屋。4年目にして初めて禁煙部屋にしてもらえた。

部屋からの眺め。

二日目の朝。ホテルの入口。氷柱が素晴らしい。

道路にはお湯が流れる。


会場からの眺め。



車に常備してある小銭。いままで一度も使ったことがない。

5年くらい使っているスマホが瀕死の状態。USB差し込み口が焼き付いて、運がよくないと充電できない。遂に買い換えか。

人知れず1月6日からインフルエンザにかかって、暫く寝込んだ。でも、病み上がりに飲んだビールが美味すぎて、最近晩酌している。でも、もうあの感動は消えつつあるので止めようと思う。

大寒波が来ていて、本荘にも大雪が降った。今朝(17日)は晴れたので、樹氷が美しい。大学の周りの景色を撮った。