2017年11月8日水曜日

授業消滅可能性・関係代名詞の非制限用法・臨時講義・みかん

月曜日aktキャンパスの授業へ行ったら、5人くらい履修生がいる授業なのに学生が一人しかいなかった。その学生も休講かと思って帰ろうとしていた。このまま消滅するのか。

毎年前期は履修生が多いのに、後期は激減するという現象が起きている。初めは自分の授業が難しすぎるのか、簡単すぎるのかと、いろいろ悩んだけど、どうやら、ある科目群のなかで数学は1つとれば十分というカリキュラムになっているらしく、自分のせいではないことがわかったので悩まなくはなった。それにしても何とかせねばならんという気はしている。

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中学・高校の頃は英語の勉強ばかりしていた。というか、数学とかがあまりにもデキなさ過ぎて、問題集の解答を見てもチンプンカンプンで、少しは得意で勉強が楽な英語の勉強に逃げていたというのが本当のところである。高校では原仙作という人(たしか開成の人)の『英文法標準問題精講』というのを何冊も買い込み、ひたすら英文法の知識を頭にたたき込むという素敵な日々を送っていた。(何冊も買うところが我ながらキテレツ高校生。)

そんな僕が、誰に教えても大体ありがたがってもらえる原仙作直伝の英文法知識を披露しよう。

(問)次の2つの文の違いを説明せよ。
  1. Nancy is his wife, who lives in akt.
  2. Nancy is his wife who lives in akt.
(答)
  1. ナンシーは彼の妻で、aktに住んでいます。(普通の文)
  2. ナンシーはaktに住んでいる彼の妻です。(彼には沢山の妻がいて、ナンシーはその1人、という意味が含まれていて、文法として間違いではないが、現実的でない文)
上の問題は、関係代名詞の非制限用法(カンマあり)と制限用法(カンマなし)に関するもの。2つの違いをちゃんとわかっている人は驚くほど少ない。簡単なことだけど。

現在分詞でも同じ。
  1. Nancy is his wife, living in akt.
  2. Nancy is his wife living in akt.
過去分詞でも同じ。
  1. Nancy is his wife, loved by him.
  2. Nancy is his wife loved by him.
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火曜に線*代数に関する臨時講義をやった。授業というのは10を知って1を教えるのが理想的(難しめの教科書を指定して完璧に理解してから授業に臨むと自然にそうなる)だが、線*代数に関しては、指定教科書のレベルがアレなせいで、自分のレベルもアレである。だから、普段の授業と違うことを教えようとすると結構な準備がアレである。

和歌山出身の先生から頂いた。