2014年1月12日日曜日

旧友の就職・誕生会

昨年12月17日,小生が大学院時代からお世話になっている先輩からメールが届き,某大学の准教授ポストをオファーされたとの連絡を受けた.その次の日,今度は学部時代からの旧友からメールが届き,彼も某大学の准教授ポストをオファーされたと報告してくれた.

誠にめでたい.どちらも優秀な人物であるから,ポストゲットも時間の問題だろうと個人的には思っていた.しかし,どんな優秀な人物でも何十・何百という公募に落ち続けていれば,心が折れそうになるし,自分の価値を客観視するのが難しくなってくる.そして,パーマネントポストを得ることは,宝くじを当てることのような水物に見えてくるのである.だから,彼らの長い苦悩と,オファーを受けたときの喜びは他者からは計り知れないものだと思う.心からお祝いを伝えたい.

少なくとも自分の場合,高校卒業後,浪人生活に突入した頃から,将来は研究を生業にすることを意識して持てる時間の殆どを勉強・研究に捧げてきたつもりである.そう勘定すると,17歳~37歳の20年間の末に手にした職である.現在のポジションを得てからもうすぐ一年が経とうとしているが,時折,何とも言えない安堵感(と少しの不信感)のような感情がこみ上げてくる.浮かれていてはいけないと思う一方,20年頑張ったのだから,嬉しがれるだけ嬉しがっておこうと思う今日この頃である.人生は基本的には苦しいのであるから,めでたいときは可能な限り派手に喜べというのが小生の母の教えだが,今回ばかりはそれに従うようにしている.

前者の先輩には以前,教員採用面接での「秘技」を伝授したことがある.必殺技かどうか定かでないが,小生は面接でそれをやった途端に二つの大学から採用オファーをもらったという,かなりの技である.その先輩は,小生のアドバイス通りその秘技を実行し面接をクリアーしたらしく,お礼を頂いた.もし,先輩がその技を披露したのがその面接だけだとすると,標本数は3であるものの,小生が伝えた秘技はKO率100%の必殺技であることになる.後で確認したい.

後者の旧友にはその秘技を伝授していなかったが,意外にも,このブログの【大学教員への道:有益な書籍・サイト】の記事が役に立ったとお礼をもらった.彼は,応募する直前にその記事からリンクされている仏恥義理(ぶっちぎり)先生のサイトを訪問し,激アツな応募書類を書いたのが功を奏したと言っていた.間接的だが,小生の独りよがりのブログが初めて人様の役に立った瞬間である.

(本文とは無関係)先日,大学事務の方の誕生会に参加させてもらった.手前右が秋田美人5人に囲まれてご満悦なナマハゲ先生(小生).左の女性が手にしているケーキにはナマハゲ先生の似顔絵が・・・.そう,何を隠そう,この女性が(奇特にも)小生のファンとのことで,会の途中から小生がサープライズゲストとして登場したのである.UNBELIEVABLE!!